ツアーコンダクターになりたい方むけ仕事情報

ツアーコンダクター経験者が語る悪いところ、良いところ

ツアーコンダクターの仕事は、決して楽じゃない!
大変なことも色々あるんです。

 

実際に、ツアーコンダクターとして活躍中の方にインタビューしました。

 

ツアーコンダクターの理想と現実

 

現役のツアーコンダクターです。

 

「ツアーコンダクターやっています」と言えば聞いた人の反応は2つに別れます。

 

「まあ、大変なお仕事ねえ。頑張ってね」
「あらあいいわねえ、色々なところへ行けて美味しいものをたくさん食べられて」

 

確かにツアーコンダクターってパッと見、良さそうな仕事にしか見えないですよね。

 

バスに乗ってマイクを持って話す。
観光地に着いたら旗を持って先導する。

 

パッと見た感じカッコいいし、スーツ着て仕事するから、仕事できそうなイメージで見えるし、さらにはお金もらって観光地に行ったり温泉行ったり、とくれば良い条件の全てが揃うように見えると思います。

 

そして、そういう見た目の華やかさだけに惹かれて、春や秋、桜や紅葉の季節になるとたくさんの新人がやってくるのだが、残念なことに理想と現実のギャップに戸惑い辞めてしまう人も多いです。

 

つまりはそれぐらい忙しく大変な仕事なんです。

 

例えば、昨今ツアーに参加する大半は60代のシルバー層が多いです。

 

このシルバー層が実はちょっと対応に困ることもあります。

 

若くて足腰もシャンシャンとしていれば、どこでも歩けるし座れるし、黙ってどこでも着いてこられるのですが、年齢を考えるとそうもいきません‥‥。

 

時にはツアー中に、坂道がある、階段がある、となると、しんどい、めんどくさい、歩きたくない、の大合唱が響くことも。

 

食事会場で純和風の座敷席をご用意しようものなら、腰が痛い、座椅子ないの??
ホテル着いたら着いたで、和室でも用意しようものなら、腰が痛い、ベットないの?、膝が痛い!

 

こういったことにもツアーコンダクターは対応しないといけない大変さがあります。

 

時にはヘトヘトに疲れてしまうことも。

 

ただ、ツアーコンダクターの仕事は本当に色々な意味でいい勉強になります。

 

世間を知るのにこんな適職はないのではなかろうか、と思うほどです。

 

特に現代社会には本当に色々な価値観の人々が存在します。
その色々な価値観の人間を1つにまとめ、しかもその全員を納得させなくてはいけない、究極の接客業ということができるとも思います。

 

ツアーコンダクターができれば、ありとあらゆる接客に自信がつきます。

 

旅行業界は人不足なので、添乗員の派遣会社に面談に行けば、高い確率で採用になると思います。

 

その後座学研修等を経てツアーコンダクターとして一人立ちします(業界ではこれをデビューといいます)。

 

デビューまでは比較的容易で、大体の人間が辿りつけるが、本当に大変なのはここからです。

 

大変なことばかり言いましたが、現実を受け止めて取り組める人にとっては、とてもやりがいのある仕事です。

 

多くの経験を経て、人間としても大きく成長出来るのは間違いありません。

 

 

 

常にドキドキのツアーコンダクター業務

私は夏の間だけ学生さんの添乗業務の仕事をしています。

 

毎年印象的なツアーは建築を勉強している大学生の研修旅行に添乗するツアーです。

 

国は違いますが毎年ヨーロッパのどこかの国に行きます。

 

参加する学生さんのほぼ80%はこの研修旅行が初の海外です。若いエネルギーと将来の夢で溢れた学生さんと一緒に行動しているとこちらも沢山のパワーをもらいます。そして皆の目がキラキラ輝き刺激で一杯の表情を見ているととても嬉しくなります。旅行が終わるに近づき皆一丸となっていく一体感を感じる事が出来別れ惜しくなります。

 

その一方で日本の感覚が抜けずにズボンのポケットに財布を入れたままヨーロッパの街を歩いている学生を発見すると血の気が引きながら走って注意をしに行くことが多々あります。

 

こちらが何度も注意をしても危機管理が足りずに早朝のパリのホテル前でパスポートと財布一式を盗まれた生徒もいます。

 

私自身、仕事で色々な場所へ行ける事は常に新鮮でわくわくしますが、ひとたびツアー中にトラブルが起きると厄介な事になり、いかに何事もなくスムーズに旅行を進めるかがカギになります。